7月15日より当分の間、毎週土曜日午後の診療は午後5時に終了とさせて頂きます。
当院では診療情報を活用することにより質の高い医療の提供に努めています。正確な情報を取得・活用するためマイナカード保険証の利用にご協力をお願いいたします(詳しくはこちら)。
停止しておりました病(後)児保育室の受け入れを再開致します。尚、新型コロナウイルス感染症・患児や同患者が家族や通園中の保育施設等に発生している場合はお預かり出来ません。その他、当施設での感染拡大阻止のために受け入れにはいくつかの条件があります。詳細については個別にご相談下さい。
「こどもの城」のサービス提供時間等を変更致しました。詳しくはこちらをご覧ください。
このたび「脳科学から学ぶ発達障害:小児プライマリケア/特別支援教育に携わる人のために」という図書を執筆しました(販売・医学書院)。興味のある方はこちらをご覧ください。
予約可能な発達/予防接種外来の時間
(尚、市保健センター出向等により一部実施されない場合もあります。詳しくは直接窓口にお問い合わせください。)
(1)予防接種外来
毎週火・木・土・午後14時30分~15時00分
(2)発達外来
毎週月・金・午後14時30分~15時00分
第2・4水曜日・午前9時45分~10時15分、午前11時00分~11時30分
第2・4土曜日・午後14時00分~午後14時30分(予約状況により不定期に実施)
経口補液療法(ORT)について
寒くなり嘔吐下痢症のお子様が増加しています。当院では軽症~中等症の嘔吐下痢症のお子様の治療のファースト・ステップとして経口補液療法(ORT)を積極的に取り入れています。以前から諸外国と比較して日本では嘔吐下痢症のお子様に対して点滴を用いた治療を多用する傾向が指摘されていました。点滴療法はそれなりの効果は期待出来ますが、お子様に対してかなりの苦痛・負担を強いる事は御存知の通りです。
ORTは発展途上国の下痢症・脱水症のお子様の治療法として開発されたものですが、そのすばらしい効果から先進諸国でも広く用いられるようになりました。実際、北米や西欧の開業小児科クリニックは言うまでもなく、有名小児病院の病棟でも脱水症のお子様に対して点滴療法を行う事は少なく、ORTによる治療が優先されています。
次に当院で実施しているORTを簡単に説明いたします。軽症~中等症の嘔吐下痢のお子様が受診した場合、ORTについて御家族に説明し診療所内或いは帰宅後に次の手順で行っていただきます。
1)脱水症に適した糖分、電解質を含んだ経口補液(例:OS-1)を用います。尚、症状によりORT・開始30分前に吐き気止めの座薬を使用したり、内服薬を併用したりしていただく場合があります。
2)1回の摂取量はスプーンやスポイドを用いて5~10mlの極少量より開始します。
3)5分毎に摂取を繰り返し、1時間後からは摂取間隔を15分に延長して1回摂取量を20~30mlに増やし、2時間程度で合計200ml(点滴1本分に相当)を飲用出来ることを目標とします。
4)もし、極少量でも嘔吐がある場合は15-30分の間隔をおいて再チャレンジします、3時間以上嘔吐がなく順調に水分摂取可能な場合は胃腸に優しい食べ物(例:御粥や白身魚)を開始していただきます。
5)尚、受診時に既に重症化していたり合併症を伴ったりしているお子様に対してはORTを行わず点滴療法を行います。
【参考】
1、お子様に1日あたり必要な最低水分量は、体重1kg当たりおおよそ50mlです(例:10kgのお子様の場合は最低1日500mlの水分摂取が必要です)。
2、玄関脇に経口補液(OS-1)を含む自動販売機を設置しました。